少し痒い、ダニに刺された跡がある、程度の被害であればそれほど大きな被害とは言えませんが、寝る度に刺されている、ダニが動いているのが見えるといいった状態になれば、これは、ダニが大量発生している可能性があります。
このため、まず、現場調査を行って被害状況の把握を把握することが第一です。
専門家や医師に相談して、必要に応じて発生種や発生量の検査を行ないます。
この時点で、被害の原因がダニ以外であったり、心因性のものであったりすると判断されるケースが少なくありませんが、ダニの大量発生が原因だと特定されれば、
■薬剤による処理
かまれる、吸血されるなどの被害の対処法としては、薬剤散布が有効ですが、あくまでも、これは殺虫処理ですから、アレルゲンとしてのダニ対策には無効なので、処理後の徹底掃除が必須です。
■環境対策
ダニが生活しづらい環境を整えるためには、清掃と温湿度管理が有効です。
室内を徹底的に掃除し、寝具などは洗濯して乾燥させます。畳を熱乾燥するのも有効です。
また、ダニは高温多湿を好むので、積極的に除湿して室内に空気のよどみができないようにすることが重要です。
■プロの業者に依頼する
業者が行う駆除作業は
●残留噴霧処理
畳の表面や裏面にダニ駆除用の薬剤を面状に吹き付けます。ダニの発生がネズミや鳥に起因する場合は、天井裏などに殺虫処理を行ないます。
●空間噴霧処理(ミスト)
薬剤を吹き付けて室内に生息するダニ処理を行います。
ダニの駆除をプロの業者に依頼するには?