金融市場の種類

金融市場とは、資金を調達したい人と、資金を提供したい人が取引をする場のことをいいます。

 

すなわち、株や債券の売買やお金の貸し借りなど、金融取引が行われる場所が金融市場です。


これには、実際に取引を行う場所が存在する金融市場もあれば、電話やネットでのやり取りだけで取引を行い、実際の場所が存在しない金融市場もあります。


日本における金融市場の種類は色々なものがありますが、一般的には「期間別」「参加者別」「手段別」に分類できます。


期間別は、取引期間が1年以上、1年未満かによって、長期と短期に区分されます。


参加者別は、短期金融市場において金融機関のみ取引可能なのか、金融機関以外も取引可能かによって、インターバンク・オープンに区別されます。


手段別は、取引方法によって区別されております。


日本国内の金融市場には、長期金融市場(取引期間が1年以上)として、株式市場と債券市場が、また、短期金融市場(取引期間が1年未満)として、金融機関のみ参加可能なインターバンク市場(コール市場、手形市場、銀行間預金市場)と金融機関以外も参加可能なオープン市場(債権現先市場、CD市場、債券レポ取引市場など)があります。


国際金融市場には、外国の通貨を交換する市場である外国為替市場と、外国の通貨が規制なく自由に取引できる市場であるユーロ市場(ユーロカレンシー市場、ユーロ証券市場)などがあります。

 

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